よく使う現像液(フィルム用) |
撮影したフィルムからポストカードにプリントするまでDPEの全工程をお座敷暗室で行います。
まずはフィルムの現像。たまたま作り置きがあったのはイルフォードID-68。実は過去にアグファAPX400をID-68で現像した経験がないので、どんな調子に仕上がるのかちょっと心配。でも、改めてD76を作るのももったいないというわけで、D76と同じ条件で現像しちゃいました。
それで何故ID-68なのかというと、現像液のスタンダードといえばD76ですが、一度に5、6本の現像をする際、一定の濃度のネガを作るための、始めと終わりで時間の調整が面倒で難しい。いろいろな処方を試したところ、ID-68は6本程度なら同じ現像時間でもネガの濃度が同程度なので便利です。ただ粒状性がD76より若干落ちることと、現像時間を長くするとD76よりも増感効果が大きいので、うっかり現像しすぎて高コントラストにならない注意が必要。