SGP例会 |
今回は入選をいただきました。^_^/
(投票してくださった会員の皆様ありがとうございます。)
フィルムはトライX、今年から使い始めたビタミンC配合のE-76で現像しましました。
本当はちゃんと印画紙に引き伸ばしをしたかったのですが、仕事で体力を使い果たし、夜のお座敷現像をする余力がなくて、フラットヘッドスキャナでデジタル化してインクジェットでプリントしてしまいました・・・
でも銀塩フィルムの粒子で表現された画像は、デジカメの画像とはひと目で違いがわかります。やっぱりフィルムでの作品作りはやめられません!
こちらは元からデジタル画像ですが、ハイライトを飛ばし気味に、コントラストを強くして白黒変換してみました。等倍にするとモデルさんの肌の具合いあらわに・・・1200万画素の解像度はある意味モデルさんには厳しい試練かも。w
ハイライトの肌の質感を表現できたらと思いフィルムはT-MAXを選択しました。しかし、現場でちょっと露出不足気味を感じて、T-MAX Developerで現像時間を長めにしました。でもトライXのようには暗部のトーンが拾えず、ハイコントラストになってしまいました。粒子も細か過ぎて銀塩のテイストが今一つな気がします。セッティングの作りこみは良かったのに残念・・・
Webで見てるとそんなに感じませんが、焼いてみると本当に一目瞭然。
(もちろん見比べないとわかりませんが^^;)
入選おめでとうございます。
ちょっと気になったことで・・・
>しかし、現場でちょっと露出不足気味を感じて、
>T-MAX Developerで現像時間を長めにしました。
>でもトライXのようには暗部のトーンが拾えず、
>ハイコントラストになってしまいました。
T-Max使いから一言・・・(^^;)
T-Maxで現像オーバーは厳禁です。このフィルム、
現像時間と液温には結構シピアーなフィルムで、
ちょっとでも現像ミスると、ハイコントラストのざらざらの絵になります。
たぶん、今回はこの現象が起こってしまったと思います。
ほんとつぶしがきかないんだよなぁ・・・これで何回泣かされたことか(^^;)
どちらかといえば、T-Maxは玄人向きのフィルムといえると思います。
一度、モデルチェンジしていますが、傾向は変わっていないように見えます。
私の場合は、指定現像時間より30秒ほど切り上げて現像していました。
この方が結果はよかったようです。
後、T-Max100のみに通用する処方ですが、Microdoll-Xの1:3希釈という処方があります。ポートレートでは是非試してほしい処方です。
一度やるとやみつきになるかも・・・(^^;)
以上、ご参考まで・・・
そうだったのですか!T-MAXと-MAX Developerの組み合わせがそれほどシビアな組み合わせだったとは思っていませんでした。
写真工業社刊のファインプリントテクニックによると、T-MAXはEI160で使うとよさそうな記載なので、普段から露出は短めで使っていました。
でも今回は、D3の露出データと比べて2/3段くらい低ようだったこと(やっぱりEI100で使えば良いと?笑)と、曇りなのでコントラストアップのため現像を長めにしたのですが、結果、露出不足は補正できず暗部のトーンが全然出ていなくて、ただのハイコントラストになってしまいました。
T-MAXフィルムは現場の露出がシビアに出ることがよーくわかりました。
それにしても新しいT-MAXは粒子が細かすぎて、銀塩ならではの粒子感が希薄でちょっとつまらない気がします。笑
もうちょっと・・・(^^;)
>新しいT-MAXは粒子が細かすぎて、銀塩ならではの粒子感が希薄で
T-Maxの特徴の一つがこれで、Tri-X(TX)とかPlus-X(PX)とかと
比べるとその微粒子感は特筆ものかと思います。
T-Maxのネーミングの元になったT粒子のおかげですね。
ただ、これは、決まったときのことで、こけちゃうとだめなんです。
T-Maxシリーズは、決まれば最高なんですが、
こけるとこれほど最悪なフィルムもありません、はい。(^^;)
T-Max Developerは、Press向けに開発された現像液なので、
増感特性も持っています。これが災いの元かと・・・
プッシュしちゃうと現像が進んでしまって、コントラストがあがってしまう。
ただ、これ一本あれば、ノーマル、増感が出来てしまうのは
ほんと楽です。この当時、ISO12500まで増感できるのは
画期的なことでした。
T-Maxは、プロラボでも取り扱いが難しいようで、
T-Maxだけは、現像料金を別としているところもあるくらいです。
自分は、ネガは薄めに仕上げるように心がけていました。
こうした方が、焼くときにトーンが出しやすいし、
粒状性も良好だからです。
それでは・・・(^_^)/~~